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文部科学省科学技術振興調整費 重要課題解決型研究
危機管理対応情報共有技術による減災対策

2-(4) プラットフォームの利活用技術

  減災情報共有プラットフォームのコンテンツを利活用する技術を整備することも、プラットフォームの魅力を向上させることになります。ここでは、ITを用いた被害情報収集・伝達技術の開発に加えて、最適消防力配置、交通予測、避難誘導等のシミュレーション解析を、災害対応支援技術として開発しています。特に長距離無線LANを用いた通信技術については、価格面、性能面ともに充実してきており、ITを用いた被害情報収集に有力と考えています。また、本研究で開発しているシミュレーションシステムは、減災情報データベースにアクセスすることにより必要な入力データを入手し、自動的に解析を実施し、解析結果をデータベースに提供して、災害対策本部における意思決定を支援するものです。まだ、我が国の災害対応の体制を考えると、現実性に欠けることを否定できませんが、プラットフォームの利活用技術として有力と考えています。


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